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映画「永遠の0」の名言や感想から人生のヒントを見つける

今回も映画の感想を書いてみたいと思います。

タイトルは「永遠の0」です。

永遠の0は、特攻隊員の生き様が描かれた物語です。

ドラマ化もされていますが、今回はV6の岡田准一さん主演の映画版について書いてみたいと思います。

主人公の宮部久蔵は26歳で、スゴ腕のゼロ戦パイロットです。

乗船していた空母「赤城」が横須賀港に入港したとき、宮部は妻のいる自宅へ一時帰宅します。

そのとき、生まれたばかりの娘と初めて対面しましたが、またすぐに妻と娘を残して戦地へと赴きます。

そしてその後、特攻隊員に志願することとなり、やがて非業の死を遂げます。

帝国海軍の恥さらしと揶揄されながらも、人一倍命を大切にしていた宮部久蔵が「なぜ特攻に志願したのか」という謎を追うストーリー。

戦時下と現代が交錯しながら展開していきます。

現代ではなかなか「特攻」って理解できないですよね。

命に直結するテーマなので劇中、名言ともよべるセリフがいくつかありました。

永遠の0の名言

まずは、宮部が戦地に赴く際、妻の松乃に告げた言葉です。

たとえ死んでも・・・それでも僕は戻ってきます

!? え、死んじゃったら戻れないよ?と思ってしまいますよね。

でもこれが、妻にかける精一杯の言葉だったんじゃないでしょうか。

なにかを成し遂げたいなら、あり得ないほどその目標を強く意識する。

これって人生の中の日常でも、とても大切なことなんじゃないでしょうか。

そんな日が来るといいですね

教官の宮部が、教え子の大石に戦争が終わったら何がしたいかと尋ねます。

「なんでもいいから人のためになる仕事がしたい」と答える大石に宮部がかけた言葉です。

でも、すごくやさしく微笑んでいるものの、どこか悲し気な表情です。

大切な教え子の願いを叶えてあげたいけど、叶えてあげられない。

もしかしたら、このころから宮部は「特攻志願」を考えるようになったのかもしれませんね。

そのとき日本はどんな国になっているんでしょうね

宮部と大石の特攻が決まった後、宮部が大石に言った言葉です。

自分たちがいなくなったあとも日本の未来が続いていってほしいと語る大石に、宮部がしずかにつぶやくシーンです。

なにかが吹っ切れているような雰囲気を感じました。

自分がいなくなったあとでも、大切な人たちが幸せに暮らしている姿が宮部には見えていたんじゃないでしょうか。

宮部久蔵にみる人生のヒント

当時の主戦力は戦闘機ではなく、空母(航空母艦)でした。

空母があれば、海を渡ってたくさんの戦闘機を敵地まで運ぶことができます。

だから、空母をたくさん持っている国は戦争を有利に進められたんですね。

ところが、宮部の乗っていた空母「赤城」は撃沈されてしまいます。

世に言うミッドウェー海戦です。

日本は赤城を含め、4隻の空母を沈められました。

このミッドウェー海戦の大敗をきっかけに、日本の敗色が濃くなっていきました。

物資が枯渇する中、「命は大事だよね 」 と言っただけで非難される世の中です。

命を軽んじ、気合だけで乗り切ろうとする空気がただよう中でも、宮部は命を大事にしました。

単に思うだけでなく、どうすれば死なずに済むかを考えていました。

それは、死ぬことが怖かったからではなく、大切な人たちを守りたいという目標を定めていたからです。

ゼロ戦の整備は整備員に煙たがられても入念に行ない、背面飛行にも耐えれる肉体を作るため、人知れず毎日トレーニングを習慣化していましたよね。

最終的に特攻作戦に参加する決断をしましたが、目標がぶれることはありませんでした。

周りに流されず、どうすれば目標を達成できるのかを考え、コツコツ実践していく宮部の行動は人生のヒントになるものだと思います。

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