自分のことを救いようがないダメ人間と思ったことはありませんか?
わたしは何度もあります。
小さい頃はそんなことはなかったんですが、年を重ねるごとに救いようがないと思うことが多くなっていったように思います。
それに比べて友人など、わたしの周りの人たちは順調に人生を歩んでいるように見えました。
とても羨ましく思うけど、自分はそうなれそうにもないと絶望してしまいます。
もともと内気な性格ではありましたが、劣等感を感じるたびに人と関わることが嫌になっていきました。
「自分を信じろ」、「死ぬこと以外かすり傷」などなど、勇気を奮い立たせる言葉はたくさんあります。
一瞬気が晴れたようにはなりますが、すぐにまた元通り。
自分はポンコツでクズ人間と思っていましたが、意外とそうでもないかもしれないと気づき始めたみたいです。
そう思えるようになったのは、自分の内面を深く見つめなおしてみたからです。
現状維持にしがみつく
基本的にわたしは変化というものを避けていました。
毎日会社に行ってさえいれば、給料が入ってきて生活していける。
とりあえず同じことをコツコツ続けてさえいれば、給料も上がって徐々に幸せになっていくものと思っていました。
変わりたいと思うだけだけで行動しない
めちゃくちゃ勉強してがんばれば、転職して給料アップも夢ではありません。
とりあえず何か勉強してみようかと本を買ってみますが、本の内容が難しすぎて徐々にやる気が無くなっていきます。
いつのまにか読んだ本のことすら忘れてしまっているという状態です。
実際は本の内容をとりこんで行動に移さなければ意味がありません。
このころのわたしは本を読むこと自体が目的になっていたんですね。
本を読むだけで何かが変わるはずだと思い込んでいました。
そして、がんばっているのになんで報われないんだ!とネガティブ思考がどんどん膨れ上がっていきました。
本音は「面倒くさい」
自分の能力をアップさせるには勉強する必要があります。
毎日忙しいから勉強している暇がない、教材を買うにはお金がかかるから無理。
でもそれは言い訳で、今振り返ってみると勉強するのは面倒くさいという本音があったんだと思います。
たとえば本を1冊買ってみたけど、内容がなかなか理解できなかったとします。
わたしの場合はすぐそこで挫折していました。
理解できなかったのなら、その本が今の自分のレベルに合ってない可能性もあります。
それならもっと簡単な本を買ってみるなど、他に手段はあるはずです。
ここでも面倒くさいという気持ちが原因で、すぐそこで挫折してしまっていました。
変化することこそ安定する手段と知る
挫折しても次の行動を起こさなければ何も状況は変わりません。
自転車と同じで、進み続けることが大切です。
一見安定しているように見える自転車ですが、常に変化する傾きに対し、重心を調整することで安定させているわけです。
完全に止まってしまったらコケてしまいますからね。
変化というのは不安定をイメージしてしまいがちですが、安定させる方法なんですよね。
どうにもならないことで悩む
人間社会で生きていると、周りの目ってすごく気になりますよね。
時には自分は周りから避けられているんじゃないか、嫌われているんじゃないかと不安になることもあると思います。
無力感の実験
電気ショックが流れる部屋での2匹の犬を用いた実験があります。
1匹はスイッチを押すと電気ショックが止まる部屋、もう1匹は何をしても電気ショックを止められない部屋に入れて電気ショックを与えます。
前者の犬はほどなくスイッチを押して電気ショックを止めれることを学習します。
もう一方の犬はただただ電気ショックに耐えるしかありません。
その後、電気ショックを受け続けた犬をスイッチのある部屋に移しても何も行動を起こそうとはせず、電気ショックを受け続けました。
目の前に解決策があるにもかかわらず、絶望しか感じていなかったんでしょうね。
自分自身をコントロールすると自信がでてくる
犬の実験の結果と同じように、以前のわたしも毎日ただただ会社に行くというストレスに対し絶望していました。
あと何十年この状況が続くんだろうかと思いながら毎日をおくっていました。
でも、人生を本気で変えたいと思い、本を読むようになってから、この状況から脱出できるのでは?と気づき始めました。
自分が行動することで状況を好転させることができると強く思えるようになれば、不安は薄れ、なんだか自信が湧いてきたことを覚えています。
絶望するストレスか、挑戦するストレスか?
以前はサラリーマンは安定した職業と思われていましたが、今では大手企業であっても突然倒産することも散見されるようになってきました。
そんな状況下ではサラリーマンと言えどいつどうなるかはわかりません。
ある日突然無職になることもあり得ますよね。
木の葉のようにあてもなく流されるストレスと自分で舵をきって未来を切り開いてくストレスのどちらを選ぶのか。
そう考えた時、わたしは後者を選ぶことにしました。
自分で自分をコントロールしている感覚があると不思議と自信も湧いてくるんですよね。
リスクを極端に嫌う
リスクというのはできれば背負いたくありませんが、避けてばかりいるのはあまりよくないようです。
人間は得よりも損を重視する
人は得することよりも損をすることに目が行きがちです。
「一文吝みの百知らず」ということわざの通り、得をしたいという喜びよりも損をしたくないという気持ちのほうが大きいんですね。
ギャンブルにハマる人は損した分を取り戻したいという気持ちからどんどんのめり込んでいくんじゃないでしょうか。
運任せのギャンブルには賛同できませんが、しっかりと見定めた上であえてリスクを取ることは人生を変えるための重要なヒントになります。
わたしの人生で一番大きかったリスクは会社をやめることでした。
収入ゼロというリスクを取って、空いた時間を全て自分に投資することにしました。
間違いなく大きなストレスになりますが、自分で選んだことなので後悔はしていません。
捨てる勇気
何も捨てることができない人には、何も変えることはできないだろう
これはわたしのお気に入りのアニメ「進撃の巨人」に登場するアルミン・アルレルトの名言です。
最初はただのアニメだと思って見ていましたが、これはリアルな現実世界でもあてはまることだと思いました。
ずっと平凡な人生が続いてきたのは、わたしが今まで大したリスクを払っていなかったからだということに気づくことができました。
今できることをやる
避け続けたリスクがこれほど重要だったということを長い間知らずに過ごしてきました。
もっと早くに気づいていれば、今頃幸せな生活をおくれていたんじゃんないか?
そんなふうに思うこともあります。
でも、変えられない過去に縛られてもどうにもなりません。
フライドチキンで有名なケンタッキーフライドチキンの創設者カーネル・サンダースは65歳でこれを起ち上げています。
「できることはやれ」というルールに従った結果、大成功を収めています。
タイミングが遅くなればその分どんどん不利になります。
過去に縛られずにすばやく行動することが一番の近道なんですね。
自分は特別だと思いこんでいる
小さい頃、何度か親から「やればできる子」と言われたことがあります。
親がどういうつもりで言ったのかはわかりませんが、わたしはその言葉を真に受けていました。
どこか心の奥で、自分は特別でその気になればいつでもできると思い込んでいたんだと思います。
待っていても幸せは来ない
仕事で給料を得ていればとりあえず生活は安定しますよね。
鬼気迫る状況ではないので会社に行く以外特に何も行動しないという人も多いんじゃないでしょうか。
以前のわたしも毎日会社さえ行っていれば、そのうち給料も上げてくれるだろうと勝手に思っていました。
でも、実際はそんなことありませんでした。
会社側の立場になって考えてみると、毎日真面目に会社に来て、給料を上げなくても文句一つ言わずに働いてくれる人材というのは好都合なわけです。
そんなことには全く気付かずに毎日会社に行って、時にはサービス残業なんかもやっていました。
自分の時間を切り売りしているだけなんですよね。
今は成功は努力なしでは成功はあり得ないとはっきりと理解することができました。
待っているだけでは、ジリ貧になっていくんですよね。
人間社会で生きている
自分は真面目に働いているのに、お調子者が出世していることってありますよね。
わたしがサービス残業までしている一方、大した成果も出していない人が昇進するのを何度も見てきました。
不平を言うのも大人げないと思っていたのでずっとこらえていました。
でも、今ならそういった理不尽な状況も理解できます。
会社と言っても、給料を決めるのは所詮人間ですからね。
人間は感情の生き物なので好き嫌いは当然あります。
わたしは嫌われているわけではなかったと思いますが、特に目立つようなこともなかったので会社から見ると可もなく不可もなくという印象だったんでしょうね。
とりあえず居てくれていいよ、みたいな。
人間社会で生きている以上、評価する側も人間ということはしっかりと理解しておく必要がありますよね。
人の役に立つ
経済は需要と供給で成り立っています。
貢献度が高いほど成功できる確率が高くなるということですね。
人の役に立つという心掛けは普段から実践しているほうが有利です。
家族に対しても、友達や恋人であっても。
そうやっていると感謝されることが多くなりますよね。
感謝されるのってちょっと照れくさい気がしますが、人の役に立つ行動を自然に振舞える人間を目指したいものですね。
自分を憐れむ
「がんばっているのに全く評価されない」、「自分は誰からも必要とされていない」など悔しい思いをすることはありますよね。
そういうときって自分を悲劇の主人公のように認識してしまいます。
でも、その思考は結局自分の可能性を小さくしてしまいます。
物乞い思考
わたしも悔しい思いは何度もあります。
だから、いつのまにか「自分はかわいそうアピール」をするようになっていました。
自分は負け犬なので・・・、自分には才能がないから・・・などのネガティブな言葉を使うことも多かったです。
自虐的になるのって結局、慰めの言葉がほしいからだと思うんですよね。
「わたしは何も無いかわいそうな人なので、慰めの言葉をください」って感じかと。
これって物乞い思考というべきものだと思います。
そうか、自分は物乞いしていたんだと気づいたら、なんだか恥ずかしくなってきますよね。
同情を誘っても幸せになれない
慰めの言葉をもらっても、一瞬軽くなるだけで別に何も変わることはありません。
同情をもらうのではなく、能動的に動いていくことが大切です。
同情してほしいのは、寂しいからだと思います。
でも、能動的に動いて楽しそうにしていれば人は自然に集まってきます。
幸せを望むなら同情を誘うよりも、行動するほうが近道だし、本当の幸せが得られると思います。
孤独を恐れない
以前のわたしには誇れるものも知識もスキルもありませんでした。
何もないところからスタートするのは大変です。
でも、何もないので仕方がありません。
初めは自分に集中するため、間違いなく孤独になると思います。
解決策がわからないし、いつまで続くかもわからないので不安になることも多いはずです。
でも、孤独を恐れずにコツコツ続けていけば、徐々に能力が身に付き、壁を越えられる時がやってきます。
そのときにはもう不安を感じることも少なくなっているはずです。
すぐに成果を期待する
一生懸命努力しても、なかなか報われないことも少なくありません。
想像していたよりも、トンネルは長かったということも多いでしょう。
忍耐力が無い
以前のわたしは本を1冊読むことすらできませんでした。
一生懸命読み進めても、幸せがどんな感じで掴めるのか全く想像できなかったからです。
報酬が無いとやる気がなかなかでないんですよね。
トンネルが長くても、まずは進んでいく。
これがとても大切です。
成果がすぐにでるなんてことはほとんどありません。
もしでたとしたら、それは単なるラッキーです。
本当の実力を身に着けることが重要なんですよね。
準備が必要
結果を出すためには、それなりの準備が必要です。
闇雲に走り出しても、結果は出ないので挫折するのが目に見えています。
わたしは会社を辞めるという選択をしましたが、それまでにコツコツ貯めた貯金があったので自分の時間を買うことができました。
このときは過去の自分に感謝しましたね。
過去の自分からバトンを受け取ったわたしは毎日自分の時間を買いながら未来の自分にバトンを渡すために試行錯誤しています。
◆失敗を恐れない
何が正解なのかわからない状況にいると、不安はどんどん膨れ上がっていきます。
今やっていることは意味があるのか、将来役に立つのか、ひょっとしたら無意味なんじゃないかと怖くなってしまいます。
でも、失敗を恐れていては先に進むことはできません。
「成功は失敗の積み重ね」
これは成功者が口をそろえて言っていることです。
たぶん、成功者と言われる人たちも例外なく、失敗にビクビクする日々を抜けてきたはずです。
怖くなってしまうのは人間の習性なので仕方がないことです。
でも、失敗を恐れないということは絶対に忘れてはいけないことなんですよね。