家の中でパソコン作業をしていると集中力が途切れてなかなかはかどらないことが多いです。
なんとかしないといけないと思い、日々試行錯誤しています。
そのなかで、ホワイトノイズと呼ばれる雑音が意外と使えるかもと思うようになりました。
ホワイトノイズとは、音声などに混入するノイズの中で、全ての周波数帯域においてエネルギーが均一に混入した雑音のことである。
はい。イマイチよくわかりませんね。
ホワイトノイズで代表的なものは自然音です。
雨や風、川のせせらぎ、海のさざ波、鳥のさえずりなどです。
こういった音はノイズ、つまり雑音なわけですが、無音の状態で作業するよりも、こういった心地良い音を聞いているほうが集中効果が高まると言われています。
白色っていいイメージがありますよね。
白色の雑音→いい雑音ということですね。
スマホでもできるけど音がショボイ
ホワイトノイズがなにやら良さそうと思っても、都合よく近所に川や海や森はありません。
でも、今はとても便利な時代ですね。
スマホでアプリ検索をすれば、ホワイトノイズ専用のアプリがいくつも出てきます。
また、youtubeで検索しても、いろんな人がたくさんのホワイトノイズを用意してくれています。
集中用や、睡眠用などいろいろあります。
意外だったのが、テレビのザーっていう砂嵐音です。
テレビ放送が終了したときに流れているやつですね。
あれもホワイトノイズの部類になるんですね。
赤ちゃんが泣き止む効果があるそうです。
逆にストレスになりそうな気もするんですけどね・・・。
とりあえず、自然音だったら集中できそうだったのでスマホで川のせせらぎ、海のさざ波、小鳥のさえずりを試してみました。
うん、確かに集中できそうな気がするんですが、スマホのスピーカーはやっぱりちょっと音が割れるというか、ショボイ感じがします。
なんというか、リアリティが感じられないんですよね。
そこで、ブルートゥースイヤホンをつけて試してみましたが、これだと音はいいんですが、音が近すぎてイマイチでした。
なにより、長時間耳にイヤホンはつけていたくなかったので、別の方法を考えてみました。
デスクトップパソコンのスピーカーから音を流す
いい音を出すには、CDコンポなどが理想ですが、うちにはコンポはありません。
そこで、デスクトップパソコンを使ってみることにしました。
デスクトップパソコンにはパソコン用スピーカーをつけているので、スマホのスピーカーよりも断然性能がいいです。
試してみたところ、バッチリでした。リアリティがあって、とても心地いいですね。
スピーカーを近くに置くよりも少し離れたところに置いたほうが、よりリアリティがでていい感じです。
ノートパソコンでも試してみましが、内蔵されているスピーカーの音はやっぱりショボイし、すぐそばで聞こえるので、リアリティがなくてイマイチでした。
自然音以外のホワイトノイズを試してみた
せせらぎやさざ波などの自然音はとても心地が良くて集中しやすいんですが、意外な音がわたしには合っていました。
それは、カフェ店内のホワイトノイズです。
youtubeにアップされていました。
「アイスココア、ワンですっ」とか、「伝票お願いしますっ」とか店員さんの声も聞こえてくるし、何を話しているのかまではわかりませんが、お客さんの話し声も聞こえてきます。
食器をカチャカチャしている音も聞こえてきますが、あまり気にならないんですよね。
最初は、テレビの砂嵐音と同様、逆にストレスになるんじゃないかと思っていましたが、意外と集中しやすかったです。
雑音って不思議〜。
よくカフェでmacbookでパソコン作業している人を見かけますよね。
家だとリラックスしすぎて、ついついテレビやyoutubeなどを見てしまって逆に作業がはかどらないということがあります。
カフェやファミレスだと周りの目もあるし、気がそれにくいというわけですね。
わたしは、リラックスすればするほど集中できると思っていました。
人にもよるでしょうが、適度なストレスはむしろ必要なのかもしれません。
youtubeには、カフェ店内のホワイトノイズがたくさんアップされています。
どうせなら、おしゃれな感じなやつのほうがいいだろうと、海外のカフェ店内のホワイトノイズも聞いてみました。
当然、英語で話す声が聞こえてきます。
確かにおしゃれ感はあります。
ところが、このホワイトノイズはイマイチ集中できませんでした。
英語だからなのか、違和感があるんですよね。
会話している内容が全然わからないからかもしれません。
これに対し、日本のカフェ店内のホワイトノイズは、遠くのほうから声は聞こえてきて、何を言っているのかはわかります。
でも、これがすぐそばで声が聞こえてきたとしたら、それはストレスになると思います。
集中するには、はっきり聞き取れてもダメ、聞き取れなかってもダメで、適度な距離感が必要なんだろうなと感じました。
とにかく、日本のカフェ店内のホワイトノイズはわたしにピッタリだったので、しばらく活用していきたいと思います。
また、パソコンなら同時に音を鳴らすこともできます。
たとえば、カフェ店内と川のせせらぎを同時に流せば、川のせせらぎのすぐ近くにあるカフェ店内というのを演出できます。
さらに、小鳥のさえずりを加えてみるのもいいかもしれません。
いろいろアレンジができそうで楽しくなってきました。
ホワイトノイズは音のカーテン
ホワイトノイズには、「集中しやすい」以外にもメリットがあります。
それは、外の騒音を緩和してくれるという「音のカーテン効果」です。
わたしが住んでいるマンションの前は片側1車線の道路です。
交通量は少ないですが、ときどき大型トラックが通ることがあります。
そういうときは、結構ストレスになっていたんですが、ホワイトノイズをずっと流しているとそういった騒音が気にならなくなるんですよね。
全く聞こえなくなるというわけではありませんが、ホワイトノイズが外の騒音を相殺してくれている感じです。
単なる雑音とあなどっていましたが、ホワイトノイズのすごさを実感しました。
まだホワイトノイズは活用し始めたばかりなので、しばらく試しつつ、集中の度合いを見ていきたいと思っています。