ここ最近、私は睡眠の大切さを知ったので質の良い睡眠を心がけています。
夜更かししないようにしたり毎朝同じ時間に起きるように努力したおかげか、日中眠くなることが少なく
なり、質の良い睡眠が取れているように思います。
でも、時々なんですが夜中に目が覚めて眠れない時もあります。
完全にはっきり目覚めてはいない状態です。
眠りと覚醒の間という感じでしょうか。
そういう時は意外といいアイデアが出て来やすいタイミングなので、抱えている問題に対してどう取り組んで行くのがいいか考えるようにしています。
ところが、前向きな考えではなく過去にあった嫌なことを思い出すことがあります。
さらに、これまで思い出すことなんてほとんどなかった位の嫌なことも思い出したりすることもあります。
そうなると、どんどん芋づる式に嫌なことを思い出しイライラが大きくなって眠れなくなります。
最近そういうことが多いように感じるんですよね。
こんな嫌なことばかり思い出すのはひょっとして病気なんじゃないかと心配になってしまいます。
嫌な事を思い出すのは病気なの?
嫌なことを思い出すのって、精神的には絶対良くないですよね。
それが多くなるとしたら病気にもなるだろうと思うのは仕方のないことなのかもしれません。
でもこれは、病気というわけではなく、脳の性質なんです。
嫌なことというのは、二度と経験したくない危険や失敗のことです。
もし嫌なことが記憶に残っていなければ、また同じ危険や失敗に出くわすことになります。
嫌なことを思い出してしまうのは、こういった危険や失敗を繰り返さないという脳の危険回避の性質というわけです。
つまり、嫌なことを思い出すのは、誰にでも起こり得る、ごくごく普通の事なんですね。
偽物の記憶の場合もある
人間の記憶というのは思い出ごとにまとまって保存されていると思いがちです。
でも記憶は脳の中でバラバラに保存されています。
そして、思い出すときはそのバラバラの記憶を1つずつ集めて思い出として再生されます。
困ったことに、脳がバラバラの記憶を拾い集める時、事実ではないものを思い出として再生することもあります。
つまり、事実とは異なる偽物の記憶を本当の記憶として思い込んでいる場合があるということです。
嫌だった思い出にさらに勝手な味付けをして、「めちゃくちゃ嫌だった思い出」として再生されてしまいます。
記憶は意外と曖昧ということを知っておきましょう。
嫌なことを思い出さないようにするには?
嫌な思い出と言うのは、それが事実であったとしても、脳が着色した記憶であったとしても、思い出せば思い出すほど重要な情報として刻まれます。
嫌なことを思い出さないようにするにはどうすればいいんでしょうかね。
許す
嫌なことを思い出さないようにする1つの方法は許すということです。
例えば過去に誰かに傷つけられたとしたら、その相手を許すということです。
また、もし自分が誰かに迷惑をかけたことが嫌な思い出として残っている場合は、自分を許すということです。
軽率な行動をとってしまった過去の自分を許すわけです。
許すというのは最初はなかなか難しいかもしれません。
でも嫌なことをこの先ずっと思い出すのは損です。
わたしは、これに気づいてから、嫌なことを思い出したとき、心の中で「許します」とつぶやくようにしています。
口元に笑みを浮かべ、まるで自分が神様になったような気分で「そなたを許すぞよ」みたいな (笑
ちょっとバカみたいですけど、こうすると不思議と気持ちが楽になるんですよね。
いい思い出に目を向ける
誰かに嫌なことをされたら、時々それを思い出してしまって腹が立ってくることってありますよね。
悔しくて仕方がありません。
そういう時はその相手の嫌なとこばかりが思い出されます。
でもよくよく思い出してみると、その人が自分によくしてくれたことだってあったりします。
何事も嫌な思い出よりも良い思い出として残したいですよね。
相手の嫌なところに注目するのではなく、良いところに注目できる自分になっていきたいものです。