わたしは幼い頃、ごくごく一般的なサラリーマン家庭で育ちました。
父親の性格は一言でいうと真面目。
それなりに知名度のある会社に勤めていたからか、転職など皆無で立派に定年まで勤めあげました。
そんな父親を見ていたからか、同じ会社で同じ仕事を一生続けていくことが正しいことだと思い込んでいました。
会社や仕事に限らず、人間は何事も変化しないほうがいいんだとすら思っていました。
今考えるとゾッとするほど危険な考え方だと思いますよ・・・ (^_^;)
でも、そのうち「あれ?ひょっとして変化しないってやばいんじゃない?」と気づき始めるわけです。
そう思って変化しようとするんですけど、結局なぜか変化できないんですよね。
変化したいとは思うけどなかなか実行に移れない。
変化するのが怖いような、なんとも言えないあの感情って何なんでしょうかね。
変化が怖い理由
変化が怖いと思う理由を考えてみると、
- 変化したら状況が今より悪くなるかもしれない
- すでに持っている情報の価値が無いと認めてしまうと、また一からやり直さないといけない
というようなことが挙げられます。
状況が悪くなることがわかっているなら、今の状況をキープしたほうがいいですし、一からやり直すのは面倒くさいですからね。
でも、それ以前に知っておかなければいけない根本的なことがあります。
それは、そもそも変化を恐れるのは人間の性質ということです。
「人間の脳は面倒くさがり」と言いかえてもいいかもしれません。
このことを知ってからわたしは、「自分は変化することが怖いからダメな人間なんだ 」 などと落ち込むことはなくなりました。
「そもそも人間の性質だからしょうがないよね 」と思えるようになったんです。
変化しないとやばい!
変化が怖いと思ってしまうのはそもそも人間の性質ということはわかりましたが、そのまま変化しないままいると大変なことになるかもしれません。
いわゆる、「ゆでガエル理論」ですね。
熱いお湯にカエルを放り込むと慌てて飛び出しますが、水にカエルを入れて少しずつに温度を上げていくとカエルは逃げるタイミングを失い、ゆであがって命を落としてしまうというやつです。
実際わたしもそうでした。
このブログでも何度か書いていますが、生活費を稼ぎ、そのほとんどを消費するというループに陥っていました。
給料は変わらず年はとっていくので、緩やかに状況は下降していきます。
このままでは最終的にやばくなるとわかっていても、現状に甘んじて実行に移せませんでした。
変化するにはどうしたらいいの?
このままでは大変な事になるというのはうすうす気づいていても実行に移せないのは、脳のせいです。
変化するために実行するには、脳をコントロールする必要があります。
脳は基本的に面倒くさがりなので、いきなり大きな変化をしようと望んでも受け入れてもらえません。
脳が敵にまわってしまうわけです。
でもじつは、小さな変化なら受け入れてもらえます。
変化が怖いという感情を克服するには、少しずつ変化していくというのがコツなんですね。
「ゆでガエル理論」を逆手にとる感じです。
わたしは人生を変えていきたいと思うようになってから、小さな変化を繰り返しています。
そのなかで、「あ、これは違うな」というような失敗も多々あります。
その都度軌道修正していけば、やがて人生も好転していくのではないでしょうか。
まとめ
- 変化が怖いのは脳の習性なので自分を責める必要はない
- ただし、変化していかないと「ゆでガエル」になる
- 大きく変化するのではなく、少しずつ変化していくのがコツ