やらなきゃいけないんだけど、なかなか行動できないことってありますよね。
わかっているのになぜ行動できないんでしょうか。
一番多い理由はやっぱり面倒くさいからではないでしょうか。
たとえば、ご飯を食べ終わった後、食器をすぐに洗えばいいのになかなか行動に移れません。
お腹いっぱいになったあとって眠くて動きたくありません。
こんな自分がホントに嫌になってしまいますが、やっぱりなぜか行動できないんですよね。
行動できないのは脳の性質
行動しないといけないのに行動できない・・・。
でもじつは、これって行動できないわたしたちが悪いというわけではないんです。
わたしたちが悪いのではなく、脳の性質です。
脳というのは基本的にエネルギー消費を抑えようとする性質があります。
要するにサボりたがりなんですね。
そしてもう一つの性質があります。それは、脳は怖がりということです。
たとえばジム通いを始めるなど、新しいことにチャレンジするとき、最初の一歩がなかなか踏み出せないことがあります。
これは未体験ゾーンに行くことを脳が拒んでいる状態です。
ジムに行くとお金と時間を確実に失いますが、行かなかったら失うことはありません。
また、ジム通いを始めても挫折する恐れもあります。
ジムに行かなくても死ぬわけではありません。
脳にしてみれば、「安全圏にいるのになんでわざわざ行くの?このままでいいじゃん」と拒否するわけですね。
基本的に脳はサボりたがりで怖がりということを知っておくことが大切です。
行動できないのは脳の性質なのでむやみに自分を責める必要はないんですね。
100%を目指そうとして行動できない
行動できないのは脳の性質ではありますが、そのまま放置していたらやっぱり行動できません。
脳の性質を知ったうえで、どうすれば行動できあるかを考えることが大切です。
新しいことにチャレンジするときは自分にできるかと不安に襲われます。
その不安とは主に失敗するかもしれないということではないでしょうか。
たしかに誰でも失敗するのは嫌ですよね。失敗しないで済むならそれが理想です。
でも、理想ばかり追いかけていると頭の中で思考がどんどん膨らんでいきます。
それに比例して不安もどんどん大きくなっていくんですね。
わたしは基本的に憶病な性格なので、このパターンに陥ることが多いです。
始める前からあれこれ考えすぎて、結局行動できなくなります。
考えることはたしかに大切ですが、それよりも大切なのはまず行動することです。
最初から100%を目指そうとせずに、60%ぐらいできたらオッケーぐらいの気持ちでいれば始めやすくなります。
始めてみても失敗することもあります。
でも、その失敗が経験として積み上がり、自分のスキルにつながっていきます。
「失敗を恐れるな」とよく言われますが、少し言いかえると「失敗しないことよりも、とりあえず動くことが大切」ということなんですね。
未来の自分をあてにしない
わたしは、「時期が来ればそのうち行動しよう」という感じで先送りにすることが多かったです。
でもほとんどの場合、その時期はやってこないことは経験済みです。
先送りと言うのは、未来の自分に任せるということです。
でも残念ながら、未来の自分って意外とあてにならないんですよね。
新しいことを始めようかなと思ったときが一番やる気のある自分です。
時間が経つにつれそのテンションは下がっていきます。
未来の自分はやろうと思ったことすら覚えていないこともよくあります。
未来の自分に任せるのではなく、「未来の自分はきっとできないはずだから、今やっておいてあげよう」という気持ちでいれば行動しやすくなりますよ。
未来の自分に対して母性をもってあげるみたいな感じかなぁ。
行動するための1つの考え方といえますね。
行動できるようになりたい
なんだかんだ言ってもやっぱり行動するということは大変です。
毎回自分との戦いというか、精神力を使いますからね。
精神力を使い続けると精神が鍛えられることもあるんでしょうが、ひ弱なわたしにはそういった体育会系のノリは無理そうです。
精神力を使い続けると疲れが蓄積してモチベーションが下がってきてしまいます。
わたしは精神力や意思といったものに頼るのではなく、習慣化することに意識を向けています。
何事も習慣化することができれば歯を磨くのと同じように、ほとんど無意識に近い状態で行動できるようになるからです。
でも、習慣化するまでにはかなり時間がかかります。
小さな行動でも習慣化するまでには最低3ヶ月以上はかかってしまいます。
例えるなら自転車です。自転車に乗ってこぎ始めのときはかなり力がいりますよね。
でもスピードがついてくるとほとんど力を入れなくても前に進んでいきます。
習慣化するときも同じです。
最初の数ヶ月は挫折しそうになることも多いんですけど、あきらめずに続けていくとそのうちその行動が苦にならなくなってきます。
自動的に動けるようになっているということですね。
1年に1つでも良い習慣というものを身につけることができたなら、その先の未来はどんどん加速して好転していくと思っています。