生まれてからずっと毎日当たり前のようにとっている睡眠ですが、普段意識することって少ないですよね。
睡眠中は意識がないので「無」に感じるというのも1つの理由ではないでしょうか。
一般的に7~8時間の睡眠時間が適切と言われています。
それに従うなら、1日24時間のうち活動できる時間は16~17時間ということになります。
自分の眠る時間を短くすれば活動時間を増やせるので、人生を楽しめる時間も増えると考えることもできます。
仕事で言うなら周りの人たちよりも活動時間が長い分、人並み以上の結果を出せそうな気がします。
そういう意味では睡眠時間が5時間以内のショートスリーパーと呼ばれる人たちがとても羨ましく思えてきますよね。
じつは最近のわたしは寝つきがよくありません。
それに加えて目覚ましで設定した時間よりも早く目が覚めてしまったりします。
眠っている、つまり意識のない「無」の状態なのはおそらく4時間ぐらいだと思います。
睡眠時間が4時間というのは完全にショートスリーパーの領域ですよね。
たぶん自分はショートスリーパーではないと思うんだけど・・・。
このまま1日4時間の睡眠を続けていくと、その末路はどうなるんだろうかと心配になってきます。
1日4時間の睡眠
1日4時間の睡眠ということは、活動できる時間は20時間あるわけです。
普通の人の活動時間が17時間とすると、1日3時間得した気分です。
2時間半の映画なら1本まるまる見れちゃいます。
読書だって集中すれば1冊読めてしまうかもしれません。
これが1ヶ月ともなると、約90時間。
映画30本、読書30冊・・・。
なかなかすごい差がでてきますね。
1日4時間睡眠の末路は?
睡眠時間を短くして1日4時間睡眠にすれば、たしかに活動時間が増えます。
でも、その代償は絶望するほど大きいものかもしれません。
先日、テレビで「偉人たちの健康診断」という番組をみました。
その番組によると、仕事が楽しい、達成感があるという人ほど「隠れ疲労」がたまっている傾向があるというのです。
一般的に人は「眼窩前頭皮質」という器官で疲れを自覚します。
ところが、仕事などに対して常にアクティブすぎると、興奮物質であるドーパミンがガンガン分泌され、疲労を感じるはずの脳が疲労を感じなくなってしまうんだそうです。
眼窩前頭皮質が麻痺しちゃうんですね。
この状態が長期間続いてしまうと、隠れ疲労になっていきます。
そしてその末路は「過労死」。
睡眠を軽視すると死につながるというのはとても恐ろしい話です・・・。
1日4時間の睡眠でも特に健康上の問題は感じていないという人ほど注意したほうがいいということですね。
逆に、適度な運動やバランスの摂れた食事を実践しているにもかかわらず、健康面がイマイチと感じている人は睡眠に問題があるかもしれません。
睡眠不足は脳や体のいろんな器官に悪影響を与えます。
わたし自身も現状、睡眠に問題がありそうなのでいろいろ見直していきたいと思っています。