人生のヒント

習慣を変えるのは難しい?

人生を変えて幸せな未来を作っていきたい。

そう強く思うようになってから、わたしは試行錯誤を繰り返しています。

そして、幸せな未来を作る重要なキーワードの1つは「習慣」だと思っています。

でも、習慣を変えるのはじつに難しいですよね。

「生活習慣を見直しましょう」、「運動習慣を身につけましょう」とはよく聞く言葉です。

ところが、以前のわたしは正直言ってあまりピンときませんでした。

これまでの人生で大きなケガや病気をしたことがないので、別になにか習慣を身につけなくても全く問題ないと思っていたからです。

毎日行きたくもない会社に行っていることも、ある意味、習慣と言えますよね。

1日24時間のうち、3分の1もの時間を会社に捧げているわけです。

それほど大きな習慣を毎日こなしているんだから、更にやりたくもない習慣を身につけるなんてとんでもないと思っていました。

習慣を身につけることによるメリットをあまり感じることができなかったんです。

たとえば運動を習慣化したとして、すぐに大金が舞い込んだり、素敵な恋人ができたりすることなんて無いわけですからね。

そんなふうに思いながら生きてきた結果、どうなったかというと、ただ単に平凡な暮らしが続いていただけでした。

世間には安くて美味しいものはあふれているし、夏や冬の季節になってもエアコンがあるので暑さや寒さに苦しむこともありません。

毎日会社に行くのは大変ですが、それも月曜から金曜日までの話です。

そこさえ我慢すれば、週末はゆったりとした時間を過ごすことができます。

ところが世界には、その日の食べ物にさえロクにありつけないという人たちがたくさんいます。

そういう人たちに比べれば圧倒的に幸せと言えますよね。

でも最近の日本は少子高齢化が問題となり、暗い雰囲気に包まれています。

今現在は衣食住が満たされていたとしても、この先どうなっていくかはわかりません。

そういった不安から人々は節約志向になり、経済も冷え込んでいます。

そんな状況のなかでも毎日を楽しく幸せに過ごしている人たちがたくさんいます。

「なぜそんな暮らしができているのか?」という疑問がわきました。

いろいろ調べていると、幸せに暮らしている人たちは良い習慣を身につけていることが多いということが見えてきました。

今までサラッと聞き流してきた「習慣」という言葉が、人生においてとても重要なヒントなんじゃないかと思い始めてきたんです。

悪い習慣の問題点が見えているか?

今後の人生を幸せに暮らしていくために、習慣は欠かせないものだということがわかってきました。

ひとことで「習慣」と言っても、良い習慣と悪い習慣がありますよね。

まずは、悪い習慣について考えてみました。

われわれにとって怠惰ほど有害で致命的な習慣はない。

にもかかわらず、これほど身につきやすく断ちがたい習慣もない。(ジョン・トッド)

普段の生活の中ではなかなか気づくことはありませんが、悪い習慣をたくさんやってしまっていると思います。

幸せな人生を手に入れるためには、今の悪い習慣をやりつづけることの問題点をしっかりと認識しなければいけません。

たとえば、わたしの悪い習慣は以下のようなものでした。

テレビを見すぎる

テレビはどこの家庭にも置いてありますよね。

最近はテレビ自体置いていないという人も増えてきているみたいですが、全体的に見れば少数派だと思います。

わたしはテレビ大好き人間なので当然テレビはよく見ていました。

朝起きたら朝の情報番組、家に帰ってきたらバラエティ番組をよく見ていました。

プライベートな時間は、ほぼテレビに費やしている状態でした。

テレビを見ると楽しくなって幸せに思いますが、問題も大きいんですよね。

なぜかというと、テレビで得た情報というのは人生においてほとんど役に立たないものばかりだからです。

朝の情報番組は日々のニュースを伝えてくれるので一見大切な感じがしますが、やっている内容は芸能ネタや時事ネタがほとんどです。

こういった情報は自分の生活には直接関係ないので、世間話ができる程度でほとんど役に立ちません。

また、テレビ局はスポンサーがいることで成り立っています。

だから、スポンサーに悪影響を与える情報は放送しないということも結構あります。

重要な情報と思えても思考が偏ってしまうんですよね。

同じ時間を使うなら、テレビよりももっと他のことに時間を使ったほうが幸せへの道のりはグッと縮まるはずです。

スマホをさわりすぎる

スマホはいつでもどこでも使える便利ツールです。

肌身離さず状態の人も多いと思います。

これほど常にすぐそばにあるものは他にないでしょう。

でも、この便利さが災いしてしょっちゅう手にとってさわってしまい、それが習慣化してしまっています。

友達との会話やネットサーフィン、youtube動画などをついつい見てしまいます。

これを1日に何度も繰り返していると、トータル的に見てかなりの時間を浪費しています。

ちょこちょこと1回にさわる時間が短いので、意外と気づかなかったりするんですよね。

また、仕事や勉強など、集中している時にスマホに気が向いてしまうと集中が切れてしまいます。

再度集中しようとしても戻れなかったりすることもあります。

幸せな人生を手に入れるためには、スマホも害悪になり得るということですね。

夜ふかししすぎる

わたしは、テレビが楽しくてついつい夜ふかししてしまうことも多かったです。

以前であれば人気番組は23時ぐらいまでしか放送していませんでした。

23時以降はあまりおもしろい番組はなかったんですよね。

ところが、最近は深夜枠で人気番組が放送されていることも多いですよね。

これが原因で、ついつい夜ふかししてしまいます。

サラリーマン時代、午前2時頃に寝て7時に起きるというのがわたしの生活習慣でした。

5時間も睡眠がとれていなかったわけです。

睡眠中、体の中では記憶の整理、脳のリフレッシュ、体の修復など、重要な機能がはたらいています。

睡眠時間を削る習慣というのは、こういった重要なメンテナンスができないことを意味します。

朝からボーッとしていたり、イライラしやすかったりしていたのは睡眠時間が原因だったと思っています。

今思い返してみるとめちゃくちゃ怖くなります。

幸せな生活をおくれなかったのは、当然だなと反省しています。

一般的な悪い習慣

一般的によく言われる悪い習慣は、お酒やタバコ、ギャンブルですよね。

幸い、わたしはこれらの習慣が身につくことはありませんでした。

先日、かなり年の離れた叔父が無くなりましたが、お酒が大好きだったようです。

お葬式で棺の中にお酒が入れられるほどなので、普段から結構飲んでいたんじゃないでしょうか。

かなり前から体調はあまりよくなかったみたいなので、お酒が原因だったのかもしれません。

タバコ、ギャンブルについても、時間とお金に加え健康まで捧げなければいけないわけです。

目先の快楽ではなく、長期的な幸せに目を向けることが大切なんじゃないでしょうか。

良い習慣で得られるメリットを予想できているか?

小さいことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ1つの道だ (イチロー)

これは、野球のイチロー選手の名言です。

世界的なスーパースターでも、地味な練習をコツコツと積み重ねていたんですね。

幸せに暮らしている人たちは、すぐにその生活を手に入れられたわけではありません。

人知れず地道にコツコツと小さな成功を積み重ねてきた人がほとんどだと思います。

辿り着けそうにない目標であっても、毎日コツコツと積み上げていくことでやがて辿り着ける。

このことを知ってから、わたしは習慣を意識するようになりました。

わたしが実際に取り入れた習慣は以下のようなものです。

運動をする習慣

全く運動習慣はありませんでしたが、毎朝1時間のウォーキングを取り入れました。

毎日欠かさず5ヶ月ほど続けましたが、今はその習慣は一旦お休みしています。

朝4時おきのウォーキングだったため、睡眠時間が短くなってしまうことと、1時間ウォーキングしたあと、眠くなることが多かったからです。

それでもやっぱり運動習慣は大切なことには変わりありません。

今は、1日1〜2時間、部屋の中を歩き回りながら読書をすることで補っています。

幸せな人生のためには健康な体が欠かせません。

地味な習慣ですが、将来大きな幸せにつながっていくと思っています。

読書をする習慣

成功者に共通する習慣は読書だそうです。

また、月に7冊以上の本を読んでいる人の割合は全体の4%だそうです。

この割合から見ると、読書は成功につながるという話もうなずけますよね。

逆に言うと、月7冊以上の本を読めば上位4%に入れて成功できる確率も高くなります。

ただ単に「本を読みましょう」と言われても、あまり読む気はおきませんが、こういった具体例があると読みたくなってきます。

本を7冊読んだからといってすぐに結果がでるわけではありませんが、成功している人たちが口を揃えていっていることなので、やってみる価値は十分あると思っています。

復習する習慣

読書習慣はとても大事ですが、読んで満足してしまうことが多いんじゃないでしょうか。

わたしは間違いなくそのタイプです。

もともと読書習慣がなかったので読書できただけでも大したものだと思いますが、読むだけでは意味がありません。

読んだ内容を記憶し、人生に活かしていく必要があるからです。

本を読破できても、数カ月後には本の内容はほとんど記憶に残っていませんでした。

「この本読んだけど、内容全然覚えてないな・・・」ということがほとんどだったんです。

こんな状態では、むしろ読まないほうが時間を失わずに済みます。

読んだあと、その内容を忘れないように数日後に復習するようにしています。

読書した内容をどれだけ実践できるかが、未来の幸せを左右するということですね。

悪い習慣を断ち切るコツ

悪い習慣を断ち切るコツは、とにかくその対象を遠ざけることです。

ついついお菓子を食べてしまうなら、買わないようにしてそもそも家にお菓子を置かないようにするという感じです。

目に入るとついついその欲望に流されてしまうのが人間です。

これは、人間の性質なので意志を強く持ったとしても、なかなか抵抗できません。

そして欲に流された自分を責めてしまい、精神的にもよくありません。

わたしはテレビをついつい見てしまう悪い習慣が身についてしまっていました。

最初はテレビを見ないようにしようと意志を固めますが、やっぱり見てしまうんですよね。

2〜3日続いたとしても、結局見てしまいます。

でも、今はテレビを見ないという生活を続けることができています。

そうできたのは、やっぱりテレビを遠ざけたからです。

わたしはパソコンでテレビを見ていますが、テレビソフトのショートカットを完全に削除しました。

テレビを見る場合、フォルダを何層も下って行かないと辿り着けません。

そのフォルダを何個も下るのが面倒なので、結果的にテレビを見なくなったわけです。

本当にみたい番組は録画して、時間を決めて見るようにしています。

もっとストイックに実践するなら、テレビのアンテナ線を抜くというのもいい方法だと思います。

また、スマホの悪い習慣を断ちたいなら、スマホを手の届かないところに置いておくようにすることですね。

あえてスマホを使うまでに面倒くさい作業をはさむというわけす。

いつでも手の届くところに置いておくとやっぱりさわってしまいますからね。

良い習慣を続けるコツ

悪い習慣の断ち切り方は、目に入らないようにしたり、面倒な作業をあえてはさむということでしたが、良い習慣を作りたい場合はこの逆をすればいいわけです。

掃除習慣を身につけたいなら、掃除道具を取りやすくするなど、いつでもすぐに取り掛かれる環境を作っておくということですね。

また、つらいことは長続きしません。

最初のうちはハードルを下げるというのも良い習慣をつくるためのコツです。

読書習慣を付けたいなら、いきなり「毎日2時間読書しよう」と決めても続きません。

最初は毎日5分にするなど、質や量よりも毎日続けることに重点をおきます。

継続できるようになってから、徐々に質や量を上げていくという感じですね。

最初から欲張らず、コツコツというのがポイントです。

挫折してしまったらどうする?

悪い習慣を断とうとして断てなかったり、いい習慣を身につけようとしたけど挫折してしまうこともあるかもしれません。

そんなことになったら、ついつい自分を責めてしまいますが、それはあまりいい方法とは言えません。

失敗は成功のもとということわざもあるとおり、失敗なくして成功はあり得ません。

「人間なんだからそんなこともある」という気持ちで、チャレンジし続けることが大切です。

なぜ失敗してしまったのか、どうすればうまくいくかということを考えながら試行錯誤を繰り返していきます。

このような考え方は以前のわたしには全くありませんでした。

でも、今ではあまり失敗を恐れなくなりました。

「失敗を繰り返した先に成功がある」

この考え方を持っていれば、悪い習慣を断ち切り、良い習慣を身につけられ、やがて人生が好転していくと思っています。

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