何年か前に、長財布を持つと金運がアップするという噂が流れていましたよね。
それ以降、長財布を使っている人をよく見かけるようになりました。
わたしも一時期、流行に流されそうになって、本気で長財布を買ってみようかなと思ったことがありました。
でも、長財布は大きいので持ち運びには不便です。
どう考えても使い勝手が悪そうだと思ったので、結局長財布を買うことはありませんでした。
にもかかわらず、周りでは長財布を使っている人をよく見かけます。
長財布を使うと金運が上がるというのは本当なのか嘘なのか、どっちなんでしょうかね。
「長財布で金運がアップする」は嘘と言わざるを得ない
長財布とお金の関係は2つの視点でみることができます。
1つは、噂のとおり「長財布を持つと金運がアップする」です。
もう1つは、逆の見方で「金運があるから長財布を持った」です。
金運がある人というのはお金をたくさん持っている人ですよね。
お金をたくさんもっている人は、普段持ち歩くお金の量も一般の人に比べて多いんじゃないでしょうか。
わたしはお金持ちではないので実際のところはわかりませんが、20万円とか30万円ぐらい平気で持ち歩いているんじゃないでしょうかね。
これぐらいの金額になってくると、2つ折り財布などの小さな財布を使っていたらパンパンになってしまいますよね。
だから、必然的にお金をたくさん入れられる長財布が必要になるわけです。
お金持ちの人は長財布をもっている、だから長財布さえ持てばお金持ちになるはずというのはちょっと安直すぎる気がしませんか?
もともとお金があるから長財布を使っていると考えたほうが自然ですよね。
こう考えると、「長財布を使うと金運がアップする」というのは嘘と言わざるを得ないんじゃないでしょうか。
この噂が流れて一番得をする人たちって、長財布を売っている人たちですよね。
となると、ひょっとしてこの噂って・・・
実際に長財布で金運アップした人もいるんじゃない?
長財布で金運アップすることはないと言ってはみたものの、中には実際に金運がアップしてお金持ちになれたよという人もいると思います。
ただ、財布との因果関係を証明することは難しいはずです。
もし、ホントにお金持ちになれたんだとしたら、長財布がきっかけになることはあるんじゃないでしょうか。
たとえば、長財布の中にお札をたくさんいれて優越感にひたる生活がしてみたいとか、そんなきっかけかもしれません。
そこから本気でお金持ちになりたいと思い始め、どうすればお金をたくさん稼げるだろうかと考えるようになります。
本気でお金を稼ぎたい人はモチベーションが違いますからね。
お金を稼ぐための知識やスキルを身に付けたり、毎日必死で試行錯誤するはずです。
それでお金持ちになれたとしたら、それはその人ががんばったからです。
長財布がきっかけになることはあっても、「長財布を持っていたから」ではありませんよね。
長財布で貧乏になることもあるんじゃない?
長財布を持つと金運がアップすることはありませんが、逆に貧乏になることはあり得ます。
長財布を使っているにもかかわらず、中に入っているお金が少ないと、余分なスペースができますよね。
実際、お金よりもレシートやポイントカードで膨れ上がっている人も見かけます。
日本では海外に比べてキャッシュレス化があまり進んでいません。
現金で支払う人のほうがまだまだ多いですよね。
そして現金払いの場合、たとえば1万円が一旦くずれると残りのお金はすぐに使っちゃうってことありますよね。
小銭もジャラジャラとして不便です。
また、お店のポイントカードを使えばお得感はありますが、買う商品によって店をあちこち
回るのは貴重な時間の浪費になります。
一方、クレジットカードを使えばポイントも付くし、店をあちこち回ることも少なくなります。
そして、買い物の履歴をスマホで簡単に確認することができるので、使いすぎの防止にもなります。
持ち歩くお金も少なくなるので、財布をコンパクトにできます。
こう考えると、身の丈にあわない状態で長財布を使うのは、むしろ貧乏になってしまう可能性が高いんじゃないでしょうか。
長財布じゃない人のほうがお金持ち?
まだまだ現金払いの割合は高いものの、キャッシュレス化は徐々に広がりつつあります。
正直言って、お金のやりとりって大変だし、面倒くさいですよね。
スーパーやコンビニで買い物をしているとき、小銭を出すのにもたつく人も結構多いですよね。
今の時代、キャッシュレスにしたほうがなにかと都合がいいです。
一番のメリットは時間を節約できる点です。
キャッシュレス化が広がり、レジでの支払いでもたつく人がいなくなれば、社会全体で見るとものすごい効率化になるはずなんですよね。
誰でも時間は有限です。
お金持ちの人ほど、時間の大切さを知っています。
むしろ今の時代、財布がコンパクトな人ほどお金持ちってことが言えるんじゃないでしょうか。