やらないといけないことがあるけど、やらなかったり、ずっと先延ばしにしてしまうことってありますよね。
すぐにやらないのはやりたくないからです。
当たり前ですよね。辛いことはできればやりたくありません。
1日の中で一番最初にやってくるやりたくないことは起きることです。
特に寒い冬の時期はできれば起きたくありません。
ずっと温かい布団の中に居続けたいですからね。
平日であれば仕事もあるので布団の中に居続けられるのは最大でも30分といったところでしょうか。
それ以降は完全に遅刻になるのでとりあえず起きることができます。
でも、休日は起きなくてもとりあえず誰にも怒られることはないので、最悪昼ごろまで寝てしまうということも多いんじゃないでしょうか。
とても心地良いですが、これは人生においてかなり時間を浪費してしまっています。
今回は、ダラダラとした生活から抜け出したいときに使えるコツを紹介したいと思います。
5秒ルールですぐやる習慣を身につける
ダラダラとした先延ばしグセを防ぐためには「5秒ルール」を使うのが効果的です。
なにかをやろうと思ったら、5秒以内に行動に移るというルールです。
別に5秒以内であれば3秒でも2秒でも構いません。
5秒が人生を変えるデッドラインということを知っておくことが大切です。
なぜ5秒なのかというと、なにかをやろうと思ってから5秒以上経ってしまうと脳が「やらない理由を考えてしまう」からです。
要するにやろうと思っても脳がストップをかけてくるんですね。
脳にはこういった性質があるということを知っておきましょう。
でもこれは、脳が悪いわけではありません。
脳がストップをかけてくるのは、わたしたち自身を守ろうとしてくれているからです。
やろうと思ってもすぐに行動できないのは、本当はやりたくないからです。
やりたくないということは、何かしらの不安を抱えているということですよね。
「そんな不安があるんなら、きっとロクなことにならないから、やめておこうよ」と脳が言ってくれているわけです。
脳がストップをかけてくると聞くと、脳が邪魔しているみたいなイメージをもってしまいますが、そうではなく、わたしたちのためを思って言ってくれているというわけです。
過保護にされているという感じですね。
でも、それに従ってしまうといつまでたっても行動に移ることはできません。
こういった状況から抜け出すには脳がストップをかけてくる5秒以内に行動に移ることです。
脳が介入してくる前に動くということですね
不安を恐れない
たとえば、会議で意見があるにもかかわらず、発言するタイミングを失ってしまうことってありますよね。
これも5秒以内に行動を起こさなかったことが原因です。
自分が発言したことによって、周りから笑われたり、批判を受けることもあるかもしれません。
発言しようと思って5秒以上経ってしまうと、脳が「失敗するかもしれないから発言するのはやめておこうよ」と囁いてきます。
また、なにか新しいことを始めるときに最初の一歩をなかなか踏み出せないのも、脳が影響しています。
「今はまだ実力がないから、失敗する可能性が高い。もっと時間をかけて実力をつけてからにしようよ」と脳が囁きかけてきます。
こういった状況を防ぐために必要なのが5秒ルールです。
5秒以内にすぐに行動し、脳に考える暇を与えなければ、すぐやる自分になることができます。
たった5秒が人生を変える
わたしはこれまで先延ばしにしてしまうことがとても多かったです。
でも、脳の性質を知ってからは、少しずつですが先延ばしグセが減ってきています。
早起きに限って言えば、今では昼ごろまで寝るということはあり得ません。
毎日決まった時間に起きることができています。
このように行動できるようになったのは、脳の性質を知り、すぐやらなかった場合のリスクがはっきりとわかったからです。
5秒で動くのか、動かないのか、ほんのわずかな差ですが、人生全体で考えてみると人生を左右するほどの差だと思うんですよね。