わたしは独身で一人暮らしです。たぶん一生独身です。
よく初対面の人から、「何をしているときが一番楽しいの?」とか「生き甲斐は何?」みたいなことを聞かれます。
相手は悪気なく聞いているんでしょうけど、この質問って結構困るんですよね。
正直、「めんどくせっ」って思っちゃいます (笑
こういう質問をする人は既婚者の人が多いですね。
たぶん、既婚者の人たちからすると、いい年した人間が独身のままでいるというのが不思議で仕方がないみたいなんですよね。
以前のわたしは正直に、「生き甲斐はない」とストレートに答えていました。
ヘタに取り繕うと、さらにめんどくさくなるからです。
既婚者であれば「家族が生き甲斐」と言えるので世間体はいいですよね。
わたしと同じように、独身で生き甲斐がないと感じている人は多いように思います。
なんとなく世間から、「必死さが足りない」、「人としての役割を果たしていない」と責められている気がしてしまうんですよね。
生き甲斐がないのではなく、最初から諦めている
以前のわたしは特に生き甲斐というものがありませんでした。
毎日が平凡の繰り返しという良くも悪くもない生活を淡々と送ってきたからです。
とりあえず会社に行ってさえいれば、普通に生活はできていたので。
会社に行くと嫌でも人間関係がつきまといます。
休日に一人でお菓子を食べながらダラダラとテレビを見ながら過ごすことが、わたしの生き甲斐だったのかもしれません。
「ダラダラして過ごすことが生き甲斐です」なんて外では恥ずかしくて言えませんけどね。
本当はダラダラ過ごすよりも、気の合う友達と海外旅行にいったり、庭付きの大きな家でゆったり過ごしたり、きれいな自然の中で運動をしたりしたいです。
理想と現実のギャップが大きすぎるので、ダラダラとした生活に甘んじてしまっていました。
ただ単に最初から諦めてしまっていたんです。
自分にできるはずがないと思い込んでいたんですね。
振り返ってみると、「できない」という現実を隠すために「生き甲斐がない」という表現を使ってごまかしていたんだと思います。
生き甲斐って例えばどんなもの?
生き甲斐というのは人それぞれです。
既婚者の人は子供の成長が生き甲斐という人も多いんじゃないでしょうか。
独身のわたしにはやりようのない生き甲斐です。
わたしの今の生き甲斐は理想の目標に向かっていくことです。
といえば聞こえはいいですが、たぶん平凡な目標です。
居心地のいい空間
1つ目は、自分が居心地がいいという空間をつくることです。
じつはこれは今もある程度つくれています。
もともと片付けができなかったので、いわゆる汚部屋状態での生活でしたが、家の中をきれいに保つ習慣を身につけることができました。
賃貸だし、決して広い部屋ではありませんが、毎日気持ちよく過ごすことができています。
今後は、少し都会から離れたところで一軒家を買って、今よりも広くて居心地のいい空間を作っていきたいと思っています。
独身なら賃貸でいいんじゃないの?という人もいるかもしれませんが、やっぱり自分の理想を叶えていきたいですよね。
お金
お金が生き甲斐というと印象が悪いですが、やっぱり誰にでも絶対必要なものです。
たくさん稼いだほうが、幸せになれる確率は高くなります。
「働けるうちにできるだけたくさん稼いでおかないと」と焦る気持ちもあります。
でも、今は個人でも活躍しやすい時代です。
また、今後は企業が仕事を個人に依頼することも増えてくると思います。
わたしは長年サラリーマン生活をおくってきましたが、合いませんでした。
今は会社をやめて一人で生きていけるように試行錯誤しています。
「絶対にサラリーマンに戻りたくない!」という理由が生き甲斐にもなっています。
まったくストレスがない状態よりも、適度にストレスはあったほうがいいみたいです。
家族、友達
以前のわたしは、自己中心的な性格でした。
基本的には「自分が得したい」と思っていました。
これは、相手が家族や友達であっても、多かれ少なかれあったと思います。
そんな自分が嫌でしたね。
わかっていても自己中心的になってしまうのは、やっぱり自分に自信がないからです。
生活が充実していると感じている人は相手が喜ぶことを常に考えているみたいです。
わたしもそうなりたいので、人間磨きも生き甲斐になってきたようです。
生き甲斐を持ち続けるために必要なこと
今のわたしは会社を辞めているので安定した収入はありません。
独身なので自分の貯金をくいつぶす日々です。
今までにない不安で押し潰されそうになるときもあります。
それでも毎日前向きに考えられるようになったのは、健康的な体を保つために意識しているからだと思います。
具体的には、良質な睡眠、適度な運動、バランスのとれた食事です。
うつ病になる人はこのうちのどれか、または全部がかけていることが多いようです。
独身でずっと一人でいると生き甲斐がなくなって無気力になりがちですが、この3つを意識するはとても大切です。
生き甲斐ってこの3つの上に見えてくるものだと思うんですよね。