先日、長く勤めていた会社を辞めました。
実際、会社に辞めることを伝えたのは半年ぐらい前なんですけどね。
わたしはシステムエンジニアの仕事をしていたんですが、退職の旨を会社に伝えた時は、わたしの代わりがいない状況でした。
引継ぎする必要があったので、引継ぎの人材を見つけて引継ぎが完了するまで半年ほどかかったというわけです。
退職を伝えるまでは、会社を辞めることを決断できない状態が続いていました。
なぜ決断できなかったかというと、「食べていけなくなる」可能性があるからです。
会社を辞めるのを悩んでいる人は、ほとんどこれが理由ではないでしょうか。
家族がいる人は特にそうだと思います。
では、なぜわたしは会社を辞める決断をしたのか。
それは、「給料が上がらなかった」からです。
別に、給料を上げなかった会社を恨んでいるとか、そういうわけではありません。
これは、わたしが会社を認めさせるような成果を出せていなかった、もしくはその成果を会社に認めてもらうアピールができていなかったということなんでしょう。
このブログを開設したときの記事にも書いた通り、基本的に指示待ち人間なもので・・・ (^_^;)
そして、わたしが会社を辞める決断に至った名言があります。
「あなたが最も長く時間を過ごしている5人の平均があなたという存在だ。」
これは、アメリカの起業家、ジム・ローンの言葉です。
わたしは一人暮らしなので、一番多く過ごす人と言えば、会社の人たちになるわけです。
会社に優秀な人たちはたくさんいます。
でも、わたしが尊敬できる人や目標にできるような人がいなかったんです。
「類は友を呼ぶ」ということですね。
逆に尊敬できる人たちと付き合えば、自分も自然にその人たちに近づいていくということなんですね。
それに気づいたとき、もう迷いはなくなっていました。
思えば、社会人になってから、転職も何度かしてきましたが給料はほとんど変わっていません。
それも今ならはっきりわかります。
毎日同じような仕事のやり方をしてきたからです。
もし、そんな状態にもかかわらず、会社が給料を上げてくれていたとしたら、自分の問題に気づくことなく、辞めずにずっと続けていたかもしれません。
今では自分の問題に気づくことが出来てとても良かったと思っています。
これからは会社の後ろ盾が無くなり、自分自身で稼いでいかなければなりません。
わたしの今までの人生の中ではあり得なかったことです。
どうすればいいのか不安でいっぱいですが、今はこれで良かったと思っています。
幸い、少ないですが貯金もしていたので、しばらくそれを切り崩すことになります。
特に使う予定もなく、何かあったときのためにと思って貯金していたものですが、今がそのときなんですね。
貯金を切り崩すというよりは、「自分の時間を買う」、「自分に投資する」、そんな感じです。
「今までやってこなかったことをやる」
そうすれば、結果も今までと変わってくるはずです。
それが良い結果とは限りませんけどね (^_^;)
でも、良い結果にできるように、試行錯誤しています。