「どうせ最後はみんな死ぬのに、どうして人は生きるのだろう?」
今までの人生の中で1度は考えたことがありませんか?
「家族のため」、「おいしいものを食べるため」、「好きな人とできるだけ長く一緒にいたい」など人それぞれ理由があると思います。
でも、わたしは正直言ってこういう理由があまりなくて、人生がむなしいように感じることがあります。
これは生命力が弱いということなんでしょうかね (^_^;)
落とし穴「ネガティブ・ループ」
会社勤めをしているときも、特に明確な目的を設定せずに毎日会社に行っていました。
ただただ生活費を稼ぐ日々です。
「人生がむなしくて意味がないと思っているなのら、人生を終わらせる?」と自分に問いかけてみることもありました。
その答えは、「それは絶対無理(笑)」。
人生放棄して浮浪者になったりして生きていくのは絶対嫌です。
夏は暑いし、冬は寒いし、お腹も減るからメチャクチャ大変そう。
じゃあ、自ら命を絶てるかというとそれも無理です。
怖いし、なんか痛そうですからね。
超ビビリな性格のわたしには絶対にできません。
そういうわけで、嫌でしたけど毎日会社に行っているほうが全然マシでした。
「お金さえあればこんな嫌な生活をしなくて済むのに・・・」
毎日こんなことを考えながら生きていました。
ハマリがちな落とし穴、「ネガティブ・ループ」です。
落とし穴にハマるとなかなか抜け出せません。
会社に行って仕事はするけど、生活が無気力になってきます。
仕事以外の時間はテレビを見たりジャンクフードを食べたりしてダラダラ過ごしてしまっていました。
そうしているときも頭の片隅でネガティブ・ループは回り続けています。
「お金さえあればなぁ。もっと学生時代に勉強しておけばよかった。月曜からまた会社いかないといけないのかぁ・・・」
落とし穴から抜け出す
こんな感じで、わたしは考えても仕方のないことにずっと目を向けていました。
落とし穴を抜け出すには、「ないもの」に注目するのではなく、「今すでにあるもの」に注目しなければいけません。
アメリカの心理学者ウェイン・ダイアーは、
「幸福へと続く道はない。幸福が道なのだ。」
と言っています。
幸福って意外と気づいていませんけど、すぐ近くにあるみたいです。
わたしで言えば、衣食住が確保できているということも幸福というわけですね。
世界には食べることもできずに苦しんでいる人たちがたくさんいます。
そういう意味では日本に生まれただけで、わたしは「ボロ勝ち」状態です。
理屈ではわかるけど、今の生活の不満はなかなか消せませんよね。
でもやっぱり「ないもの」に目を向け続けると人生がむなしいのは事実です。
これに気づいてから、わたしは「カラダを動かす」、「楽しむ方法を考える」ということを実践しています。
特に大きな病気をかかえていないので、自由に動かせるカラダがある自分は幸福だと考えました。
ウォーキングを実践していますけど、ネガティブな考えは減っているように感じています。
人間は止まってしまうとネガティブ・ループの落とし穴にハマってしまいますからね。
そしてもう1つ、仕事など気乗りしないけどやらないといけないことは「どうすればその仕事が楽しくできるか 」 を考えるように心掛けています。
たとえば、1時間かかっていた作業を50分で終わらせるなどのタイムトライアルです。
50分が達成できたらつぎは40分というよにしていくと、スキルも上達するし小さな達成感も味わえます。
今でもしょっちゅう挫折しそうなことはありますが、「ネガティブ・ループ」にハマらないようにしています。
歩みはすごく遅いですけど確実に進めていると感じています。
人生が幸福と感じられるように実践し続けたいですね。