わたしが人生を変えていきたいと思うようになってから始めたことに読書があります。
それまでは、ネットに情報が溢れていて、知りたいことがあればすぐに見つかるから読書なんて必要ないとさえ思っていました。

ネットは確かに便利ですが、情報が断片的です。
本は著者の考えが1冊にまとめられているので深堀することができるというメリットを知ってからは、ちょくちょく本を買うようになりました。
いろいろ本を読んでいると「時間割引率」という言葉が出てきました。
この言葉は普段から読書している人なら当たり前の言葉なんですかね。
自分の無知さを思いしらされます。
時間割引率とは?

時間割引率とはなんなんでしょうか。
その文字の羅列から考えてみると、時間の割引率・・・?
わかりそうでわからない、最初のわたしの感想はそんな感じでした。
時間割引率とは、別の表現にすると「時間変動による価値の目減り」っていう感じですかね。
たとえば、自分が800円もらえることになったとします。
そして、今受け取らずに1ヶ月我慢すれば1,000円もらえるとします。
1ヶ月待てば200円多くもらえるかもしれませんが、相手の気分が変わったり、相手がいなくなったりして結局1円ももらえなくなるかもしれません。
それなら、今確実に800円もらっておいたほうが得だと考える人もいますよね。
要するに1ヶ月後の1,000円よりも今の800円のほうが価値が高いと判断したわけです。
1,000円を100%と考えると800円は20%OFFの金額です。
このような時間変動による価値の割引が時間割引率です。
今すぐ800円を受け取る人は時間割引率の高い人です。
逆に1ヶ月待ってでも1,000円を受け取る人は時間割引率の低い人となります。
人生においての時間割引率

童話の「アリとキリギリス」はまさに時間割引率に関するお話ですよね。
今が楽しければいいと言って将来のことを全く考えずに遊びまくっていたキリギリス。
逆に遊びたい気持ちを抑えて、近い将来やってくる冬に備えて一生懸命働いたアリ。
最終的に冬がやってきて、凍え死にそうなキリギリスをアリが助けてあげるというお話です。

時間割引率が高いのはキリギリス、低いのはアリということですね。
この童話の中ではアリの行動こそが美徳として映るので、時間割引率は低いほうが正しいように思えます。
ところが、毎日の生活の中ではそうとも限らないのかもと思うことがあります。
わたしがよく思うのは年金です。
現在の日本は少子高齢化社会となり、今後もさらに進んでいきます。
以前は60歳から年金がもらえていましたが、今は65歳、今後はさらに延びる可能性もあります。
75歳からという話もありますよね。
もう今では国全体で諦めモードが漂っています。

「自分が老後になっても、どうせもらえないんだろうな」と思っている人も多いんじゃないでしょうか。
こういうケースの場合は時間割引率を高くしたほうが得するような気がしてしまいます。
まあ、年金を払わなかったら最悪差し押さえもあるらしいので払わないわけにはいかないんですけどね。
人によっては、いつ死ぬかもわからないんだから今を楽しく生きようという人も多いですよね。
わたしも以前は「確かにそうかも」と思っていた時期もありましたが、最近は時間割引率を低くすることが多くなりました。
お菓子やスイーツが大好きなので食べたい気持ちはありますが、人生において健康な体は欠かせないと考えているので、そういったものを食べることはかなり少なくなりました。
読書習慣が身についたのも、時間割引率を下げるためと言えます。
将来は予測不可能です。
今は誘惑を我慢して知識を身につけ、正しいと思える選択をし、もっと幸せになりたいと考えています。
たしかに生活の中では時間割引率を高くしたほうがお得というシーンもありますが、人生という長いスパンで見ると、基本的に時間割引率は低くしていったほうが有利なんじゃないかと思っています。