わたしが人生を変えたいと思い始めてから、一番初めに始めたことがあります。
それは、瞑想です。
瞑想に興味を持ち始めたのは今から2年近く前です。
瞑想という言葉は知っていましたが、なんとなく怪しい教団がやっていそうなことという印象でした。
日本のお坊さんは座禅を行ないますが、それと似たようなもんなのかなと思っていました。
座禅はそんなことないんですが、瞑想はなぜか怪しいというイメージがありました。
いずれにしても自分には全く関係ないものと思い込んでいたんです。
ところが、アメリカでは瞑想はごく一般的ということを知って警戒心は薄れていきました。
いろいろ調べてみると、瞑想には不思議な効果があるようなので半信半疑ながら始めてみることにしました。
でも、ただ座っているだけなのにこれが続かないんですよね。
いや、座っているだけだから続かないのでしょうか。
瞑想が続かない理由その1 座り方
瞑想と一言でいってもいろんな瞑想があるようです。
なんと、歩きながらや寝ながらする瞑想もあるので驚きです。
わたしは普通の座ってする瞑想を選びました。
座り方は結跏趺坐(けっかふざ)というものですが、これがメッチャ痛くて長時間耐えられません。
瞑想している最中もずっと足が痛いので、呼吸に集中できません。
これを毎日続けていくのはちょっと無理があると思いました。
足首がおかしな角度に癖付きそうで、歩くときに悪い影響があるんじゃないかと思うほどです。
この痛みに耐えた先に何か瞑想の良い効果が得られるのかとも思いましたが、座り方はあまり関係ないようですね。
だから、結跏趺坐をさっさと諦めて、片足だけをももに乗せる半跏趺坐(はんかふざ)で行なうことにしました。
半跏趺坐でも慣れていないうちは少し足がしびれますが、慣れると問題ありませんでした。
瞑想でもいろいろあるみたいで、わたしが始めたのは呼吸に集中する瞑想です。
瞑想が続かない理由その2 雑念が入って集中できない
わたしが行なっている瞑想は呼吸に集中する瞑想です。
半跏趺坐で背筋を伸ばし、3秒かけて息から空気を吸い込みます。
そして今度は6秒かけて口から息を吐き出します。
ひたすらこれを繰り返します。
瞑想している最中はとにかく呼吸に集中します。
鼻から体内に空気が入ってきている感覚、そして口から暖かい空気が流れ出ていくのを感じます。
常に呼吸に集中できれば理想ですが、なかなかそうはうまくいかないんですね。
瞑想の最中、どうしても雑念が入ってきてしまいます。
今日の晩御飯は何を食べようかとか、過去の嫌な体験、未来の妄想など、びっくりするぐらいいろんな思考がかけめぐります。
こんな自分は瞑想に向いていないのかと挫折しそうになりますが、じつはそんなことは気にする必要はありません。
雑念は入ってくるものと割り切ります。
大切なのはその都度、「雑念が入ってきた」ということに気づくことです。
雑念が入ってきたと感じたら、すぐに呼吸への集中に戻します。
この、雑念が入って集中が反れても「また呼吸の集中に戻す」ということが大切です。
筋トレのように集中を戻すたびに集中する力が鍛えられていくというわけです。
すぐに呼吸に戻ればいいので雑念が入ること自体は気にする必要はありません。
むしろ、呼吸に戻るたびに鍛えられていくんです。
瞑想が続かない理由その3 長時間が苦痛
瞑想を始めたころは時間をかければかけるほどいいんじゃないかと思っていました。
だから欲張って30分の瞑想をしようとしますが、30分ももちませんでした。
30分もじっと座って呼吸に集中するのはかなり大変です。
瞑想は時間をかけるよりも、短時間でもいいので習慣付けることが大切です。
そこでわたしは5分から始めてみることにしました。
瞑想に慣れていなくても5分ならクリアすることができました。
瞑想を始めてから2年近く経ちますが、今では30分もクリアできるようになっています。
瞑想を始めてもすぐに何か劇的な効果が現れるということはあまりありません。
終わった後はスッキリ気持ちいという感じはありますが。
わたしが人生を変えたいと思ってから初めて身についた習慣が瞑想でした。
瞑想を続けて集中する力が付いたのか、瞑想以外にもいくつか良い習慣を作ることができました。
今では生活の中で瞑想は欠かせないものとなっています。