完璧主義の人は何かを行う時、100%の結果を出さなければいけないと思い込んでいることが多いです。
わたしも性格的には完璧主義だと思っています。
でも、今までの人生を振り返ってみると完璧主義を求め続けてはいるものの、それが成就することはあまり無かったように感じます。
完璧を求めすぎるあまり、途中で無理だと気づいて挫折してることのほうが多いですね。
勝手に自滅しているパターンです。
人生をなんとかいい方向に変えていきたいと思うようになってから、何かヒントをつかもうといろいろ本を読んでいます。
そのなかで、「最善主義」という言葉が出てきました。
わたしにとってはあまり聞き慣れない言葉でした。
漢字から想像するに、最善を目指す考え方・・・ということでしょうか。
完璧主義とどんな違いがあるんでしょうか。
最善主義とは
完璧主義という言葉はよく耳にしますよね。
完璧主義の人は、目標を達成するまでの道は一直線とイメージします。
取り掛かる前に最短で目標を達成する方法を考えます。
また、結果を重視するという特徴も持っています。
これに対し、最前主義の人は目標を達成するためにあえて遠回りすることが多いんです。
まず最初に良いと思う方向へ進み、進んでいる途中で間違いに気づいたらその都度軌道修正していきながら進んでいきます。
どちらかというと目標よりも、目標を達成するまでの道のりを重要視します。
完璧主義の罠
今までのわたしは完全に完璧主義思考でした。
人に何か頼まれたり、自分で何か目標を達成したいときも100%の結果を出したいと強く思っていました。
取り掛かる前に目標を達成する方法をあれこれ考えますが、時間ばかり過ぎてなかなか最初の一歩を踏み出せません。
気づいたら一日が終わっていて全く進めていないことに気づいて落ち込んでしまいます。
他人から見ると単なるバカに見えますが、本人は一応一生懸命やっているつもりなんですよね。
でも、結果は全く出ていません。
気を取り直してまたはりきってがんばりますが、やっぱり結果は出ません。
この負のループから抜け出せない一番大きな理由は、「失敗したくない」ということが挙げられます。
誰だって失敗はしたくありませんからね。
これに対し、最善主義者の失敗の捉え方は全く違っているんです。
最善主義で気持ちを楽に
最善主義者は「失敗」を完璧主義者とは違った捉え方をしています。
簡単に言うと「失敗を恐れない」ということです。
誰でも幼いころから「失敗を恐れるな」と言い聞かされてきたのではないでしょうか。
誰でも知っていることのはずなのに意外とこれができないんですよね。
最善主義者は失敗をしたら、なぜ失敗したのか、失敗しないために次はどうするかを考えます。
失敗を次の行動のための材料にしているわけですね。
これを何度も繰り返していくと失敗確率が減っていき、やがて成功に辿り着くんですね。
最善主義者は100%を求めず80%ぐらいを目標としていることが多いようです。
こうすれば失敗してもダメージは緩和されます。
100%に意識が向くと最初の一歩が踏み出せなくなります。
でも、100%を意識しなくなれば一歩を踏み出しやすくなります。
一歩を踏み出したら、また一歩、また一歩というように。
この一歩が今後、人生を大きく変えていくヒントだと思っています。