1995年ごろから社会全般にパソコンやインターネットが普及し始めました。
そして、携帯電話もガラケーからスマホへと移り変わりました。
会社ではパソコン、家ではスマホを使っているという人がほとんどではないでしょうか。
パソコンやスマホの画面からはブルーライトと呼ばれる光がでています。
つまり、パソコン、スマホを使っている間、常にブルーライトを浴び続けているわけです。
このブルーライトは、人体に悪影響があると言われています。
ブルーライトとは
ブルーライトってよく聞きますけど、具体的に説明できる人って少ないんじゃないでしょうか。
ブルーライト、、、えっと、、直訳すると青い光・・・でいいのかな??
はい。正解です。
ブルーライトは可視光線のなかでも一番波長が短く、一番エネルギー量の高い青色の光です。
紫外線はこれより波長が短く、不可視光線と言う肉眼では見えない光です。
よく知られている通り、紫外線は皮膚にダメージを与えるなどの高いエネルギーを持っています。
ブルーライトはギリギリ肉眼で見える光、つまり紫外線の一歩手前の光です。
こう考えると、ブルーライトが人体に悪影響があるのもうなずけますよね。
ブルーライトの悪影響
ブルーライトがもたらす悪影響は主に2つあります。
睡眠不足
朝、太陽の光を浴びると眠っていた体が徐々に活動的になっていきますよね。
太陽の光には紫外線が含まれています。
ブルーライトは紫外線に近い光なので、体を目覚めさせる効果があるんです。
もし、このブルーライトを寝る直前まで浴びていると体は活動的なままなので眠れなくなってしまいます。
眠りに入れたとしても、睡眠の質は悪くなってしまいます。
眼精疲労
ブルーライトの光は波長が短いので目の奥の網膜まで到達します。
このため、瞳孔が収縮されるので目の筋肉を酷使させてしまいます。
会社ではパソコン、プライベートではスマホを使うという生活を毎日おくっていると慢性的な眼精疲労を招きます。
また、画面を長時間見ることでドライアイも併発し、ダブルパンチで目にダメージを与えてしまいます。
ブルーライトカットの効果
何年も前ですが、ブルーライトをカットするメガネが流行しましたよね。
わたしも買おうかと思っていたところ、ラッキーなことに家族からもらう機会がありました。
視力はいいので普段はメガネをかけない生活です。というかメガネを持っていません。
ブルーライトカットのメガネをかけてみると、メガネのフチが視界を狭くさせるし、こめかみも圧迫される感じがあり不快だったので、すぐに使わなくなりました。
オーダーメイドではないので、わたしのサイズに合ってなかったのかもしれませんが。
何より、ブルーライトがカットされているのかどうかわかりませんからね。
神奈川県が平成25年から平成26年にかけて3ヶ月間、市販されている15種類のブルーライトカット眼鏡で透過率テストを行なっています。
これによると、30%~50%程度ブルーライトがカットされていたとのことです。
ある程度の効果はあるみたいですね。
自分に合うブルーライトカットメガネを探してみようかなぁ。
iphoneでブルーライトをカット
日本でスマホを使っている人はほとんどがiphoneですよね。
ブルーライトカットのメガネをかけるのもいいですが、iphoneにはブルーライト軽減する「Night Shift」という機能が搭載されています。
操作は簡単。
[設定] → [Night Shift] で設定できます。時間を指定すると、その時間の間は自動でブルーライトが軽減されます。
パソコンでブルーライトをカット
スマホはiphoneですが、会社で使うパソコンは大半がWidndowsですよね。
Windows10にも、ブルーライトを軽減する「夜間モード」機能が搭載されています。
こちらも操作は簡単です。
デスクトップ上で右クリック → [ディスプレイ設定] → [夜間モード設定]
iphoneと同じく、時間の指定ができます。
ブルーライトの気にしすぎ
紫外線は肌にダメージを与えることから、少しでも避けようと日傘や長袖の黒い服、サングラス、手袋をしてる人ってときどきいますよね。
これでは、とても生活が窮屈になるし、せっかくの人生が楽しくありません。
ブルーライトも同じであまり気にしすぎるとメンタル的にもよくないんじゃないでしょうか。
ブルーライトは睡眠不足を招く反面、覚醒効果があります。
この性質を利用すれば、勉強や仕事など眠気を遠ざけたいときはむしろ有効です。
逆に寝る2時間前ぐらいからはスマホやパソコンを使わないようにすれば質のいい睡眠になるでしょう。
一見、悪者にされがちなブルーライトですが、オンとオフのタイミングを見誤らなければ、うまく付き合っていくことはできるんじゃないでしょうか。