今回も先日の叔父のお葬式に行って思ったことを書いてみたいと思います。
世間体を気にする人っていますよね。
じつは、わたしもそのうちの一人だったりするんですけど。
わたしの母親も世間体を気にする発言が多いです。
叔父が亡くなったという知らせは、母親から入りました。
叔父といっても、わたしの父親のお姉さんの旦那さんです。
小学生のころに会ったとき以来なので正直言ってほとんど思い入れがないんですよね。
だから知らせを聞いた時も「あらら、そうなんだ」というぐらいの感覚でした。
母親が連絡してきたということはお葬式に出席しろということなんだろうなと思ったのですが、まさにそのとおりでした。
最近、お葬式といえばごくごく親しい身内だけで済ませることも多くなってきています。
なので、昔ながらの多人数のお葬式ってやっぱり世間体を気にしているんだろうなと思ってしまいます。
わたしのように、ほとんど思い入れがない人は故人を偲ぶことなんてできないと思うんです。
そんなわたしが行っても逆に故人に失礼なんじゃないかと・・・。
って感じで母親に言ってみたのですが、わたしと同年代の親戚もみんな来るらしいからと返されました。
ちなみに東京に住んでいるわたしの姉は距離が遠いから来なくていいとのこと。
なんだそれ・・・。
まあでも、ここでわたしが出席しなかったら、母親も会場で気まずい思いをするだろうなというのは想像できたので、出席することにしました。
結局、わたしも母親も世間体を気にする人間ということですね。
世間体を気にする人ってどんな人?
そもそも、世間体を気にする人ってどんな人なんでしょうか。
劣等感を感じたくない
世間体を気にする理由の1つは劣等感を感じたくないということです。
さげすまれた目で見られるのは誰でも嫌ですからね。
世間体を気にして結婚するということも多いようです。
また、逆に世間体が気になって、なかなか離婚に踏み切れないということもあるようですね。
わたしは結婚していませんが、既婚者の多い場にいたりすると、ちょっと劣等感を感じてしまいます。
現代は自由に生きる人が多くなっていますが、世間には「結婚はするべき」という空気がまだまだ残っているように感じます。
こう感じてしまうのはやっぱりわたしが世間体を気にする人間だからなんでしょうね。
みんなと一緒がいい
流行の服を着たり、話題のスポットに行ったりするのも世間体を気にしている要素が多いんじゃないでしょうか。
服については人と全く同じは嫌だけど、「流行にのりつつ人と違うもの」って感じですかね。
流行にのれば、「今を生きてる」感が感じられます。
日本の社会は群れ社会と言われています。
なんだかんだ言っても、みんなと一緒が一番おちつくということですね。
思考停止
「周りがそうしているから」と自分もそれに合わせるというのは、もしかしたら思考停止しているのかもしれません。
これは冠婚葬祭の場面でよく起こっているんじゃないでしょうか。
今回お葬式に出席したときに、そう感じました。
ちなみにわたしは毎日日課を決めて行動しています。
なので、お葬式で1日つぶれるのはかなりきつい。
だから、会場で食事が振舞われたあと、「仕事が残っていますので」と言って帰らせてもらいました。
お香典に1万円包みましたが、この食事代も結局は自分でお金を払って食べているわけですよね。
しかも食事の時間は15時ごろでした。
会場の空き時間の都合だったんでしょうけどね。
「この食事は必要なんだろうか・・・」というのが正直な感想でした。
これも「お葬式には食事を振舞う」という思考停止に誘導する世間体のせいかもしれません。
あきらめの境地
わたしがお葬式を途中帰宅することに対して母親は特に反対はしませんでした。
むしろ、快く了解してくれました。
やっぱり、世間体を気にして顔だけだしてほしかったというのが本音だったのね。
わたしの親戚は冠婚葬祭は積極的にやっている感じなので、今後もちょくちょくこういうことがあると思います。
もはや、あきらめの境地です。
世間体に対してわたしのように感じている人は結構多いんじゃないでしょうか。
世間体から抜け出す
日本の教育は義務教育のうちから集団行動が大切であると教えられます。
義務教育が終わると、ほとんどの人がベルトコンベアーのごとくサラリーマンとして社会に出ていきます。
わたしもそのベルトコンベアーにのっていて、学校を卒業したら就職して一生懸命働くのが美徳と思っていました。
今の日本は少子高齢化社会となり、景気回復も期待できません。
物も売れない時代になってきています。
過去の習慣にとらわれて世間体を気にしているとジリ貧になっていくと感じています。
世間体から抜け出すことが幸せな人生をおくるヒントになるんじゃないでしょうか。
そうはいっても世間体は無視できない
今後、冠婚葬祭などは縮小していったり、世間体から抜け出して自由な生活をおくる人も徐々に増えてくるでしょう。
そうはいっても、まだまだ世間体を気にする人のほうが圧倒的に多いと感じます。
世間体について理解を示しつつも、世間体にとらわれない自由な人生をおくっていきたいものですね。